雨漏りを放置すると危険な理由5つ!初期症状や応急処置も解説
雨漏りによって、天井から水滴が落ちてきたり、壁にシミができたりしても、大きな弊害がないからとそのままにするのは危険です。雨漏りを放置すると、健康被害や大規模な修繕につながるおそれがあります。本記事では、屋根の雨漏りを放置すると危険な理由を解説します。また、雨漏りの見つけ方や応急処置方法も紹介するので、参考にしてください。
この記事を読むための時間:3分
屋根の雨漏りを放置すると危険な理由5つ
雨漏りを放置してはいけない理由は、以下の5つが挙げられます。
- 建物の安全性が低下するため
- カビ・シロアリが発生するため
- 漏電による火災のリスクがあるため
- 修理費用が高額になるため
- 建物の資産価値が低下するため
建物の安全性が低下するため
雨漏りを放置すると、雨水が建材にしみ込んで腐食を招くため、建物の耐久性が大きく低下します。台風や地震などで倒壊のリスクが高まるので、雨漏りを発見した場合はすぐに対処しましょう。
カビ・シロアリが発生するため
健康被害を引き起こすカビや、家の耐久性を低下させるシロアリは、湿った環境を好みます。雨漏りはカビやシロアリの発生につながるおそれがあるので、放置しないことが大切です。
漏電による火災のリスクがあるため
雨漏りによって、コンセントボックスや分電盤に水がかかると、漏電することがあります。付近に可燃物があった場合、火災が起こるケースもあるため、注意が必要です。
修理費用が高額になるため
建物の修繕費用は、劣化症状や被害が大きいほど高額になります。雨漏りを放置すると、建材の腐食が進んだり、カビやシロアリが発生したりして、大規模な修繕が必要になるケースがあるので、早めの対処が重要です。
建物の資産価値が低下するため
建物を売却する際、雨漏りの有無や修繕履歴は、査定に影響を与えます。雨漏りを長期間放置した場合、維持管理が不十分な物件とみなされて、価値が大きく低下するおそれがあるため、注意が必要です。
雨漏りの初期症状
雨漏りの初期症状は、以下の7つが挙げられます。
- 天井や壁にシミができる
- 天井や壁のクロスが浮いたりはがれたりする
- 天井から水滴が落ちてくる
- 床が膨れ上がる
- 家全体に結露が多くなる
- ふすまや障子が波打つ
- 水滴が落ちる音が聞こえる
雨漏りの応急処置方法
雨漏りは、放置すると被害が拡大するため、発見した場合は以下の方法で応急処置を施しましょう。
雨の侵入箇所が特定できる場合
- 補修箇所の油分やホコリを取り除く
- 雨水の流れに逆らうように防水テープを貼る
雨の侵入箇所が特定できない場合
- 水が落ちる場所を中心に、タオルやビニールシートなどを敷く
- バケツや紙おむつ、ペットシーツなどを置いて雨水を受け止める
雨漏りの応急処置をする際の注意点
雨漏りの応急処置を行う際は、以下の3点に注意が必要です。
- 水の出口をむやみに塞がない
- 屋根に登って作業しない
- 早めに専門業者へ相談する
水の出口をむやみに塞がない
防水テープやコーキングなどで雨水の侵入を防ぐ際に、水の出口をむやみに塞ぐのは避けましょう。流れを止められて天井や壁の内部に溜まった雨水が、他の箇所から漏れ出すおそれがあるためです。
屋根に登って作業しない
天井から雨漏りしている場合、調査や応急処置のために屋根に登るのは危険です。自身で行う応急処置は室内にとどめ、屋根の上や高所で行う作業は専門業者に任せましょう。
早めに専門業者へ相談する
軽い雨漏りであれば、応急処置で被害を一時的に止められます。しかし、原因を特定して修繕しない限り、雨漏りは自然に止まりません。放置するほど被害が広がるため、雨漏りが発生した際は、できる限り早めに専門業者へ相談しましょう。
雨漏りを放置すると危険!すぐに対処しよう
雨漏りを放置すると、建物の安全性や資産価値が低下します。シロアリやカビの発生を招き、健康被害につながるおそれもあるため、注意が必要です。雨漏りが発生した際は、応急処置を施してから、早急に専門業者に修理の相談や依頼をしましょう。